現職・内堀氏を支援へ 国民民主党福島県連、知事選で活動方針

 

 今秋の知事選を巡り、国民民主党県連は26日、郡山市で開かれた結成大会で現職の内堀雅雄氏(54)の再選出馬を見据え、主体的に支援することを盛り込んだ活動方針を決めた。内堀氏は出馬の意思を示していないが、今後の動向を踏まえ、支援体制の構築を急ぐ考えだ。

 活動方針には「内堀知事2期目の擁立に向けた動きに呼応しながら主体的に対応する」と明記。「内堀知事と知事後援会の動向を踏まえ、その意思を尊重しながら支援体制の構築に積極的に取り組む」とした。

 今後は国民、社民両党の県連と連合福島に、立憲民主党と無所属の県議を加えた新たな協議会を組織し、内堀氏への出馬要請も含めた対応を検討するとみられる。

 前回知事選では旧民主、社民両党県連と連合福島、無所属県議による「4者協議会」が内堀氏を擁立。その後、自民党県連が候補者擁立を断念し、内堀氏に相乗りした経緯がある。前回知事選を先導した経過を踏まえ、今回の知事選にも主体性を持って臨む意思を示す狙いもある。

 知事選を巡っては、自民党県連が4月の定期大会で内堀氏の再選出馬を強く意識した特別決議を採択。今月25日には、双葉地方町村会が内堀氏に再選出馬を要請しており、内堀氏が6月定例県議会を軸に、いつ再選出馬を表明するかが焦点となっている。