票掘り起こし奔走、福祉や教育政策訴え 新地町長選・終盤情勢

 

 任期満了に伴う新地町長選は、26日の投開票に向け終盤戦に入った。いずれも無所属新人の元町復興推進課長鴇田芳文(64)、元町総務課長大堀武(67)両候補の陣営が票の掘り起こしに奔走している。

 鴇田候補は町政変革を掲げ「新地に新しい風を」と訴える。草の根活動で産業、福祉、教育を柱とした政策の浸透、若い世代を含めた票の取り込みを図っている。

 大堀候補は、町政の継承、発展を掲げ「未来を共に創ろう」と呼び掛け、後援会を中心に地盤固めを展開。福祉充実や、教育負担の軽減を訴え、支持拡大を狙う。

 両陣営とも選挙戦となった8年前の84.02%から投票率を下げ、鴇田陣営は76~78%、大堀陣営は80%前後と予想した。

 いずれも当選ラインは2700票前後とみており、浮動票の取り込みに力を入れている。