会津若松市議・定数「30」→「28」 条例改正案、賛成多数可決

 

 会津若松市議会は13日、9月議会本会議で現行の議員定数30(1人欠員により、現在の議員数は29人)を「28」に削減する議員提出の条例改正案を賛成多数で可決した。新たな議員定数は来年夏に予定される市議選から適用される。

 民意吸収や政策立案などの議会機能を維持しながら定数の削減を図るなどとして「28」「29」に変更する2案が6日の本会議に提出されたが、将来的な人口減少なども見据えて「25」に改めるとする案が13日に追加提出された。

 採決は削減幅が大きい順に行われた。「25」案が否決された後、議会機能を低下させないための議員数を確保しながら、定数削減に取り組む姿勢をより市民に示すことができるとした「28」案に16人が賛成した。採決は議長と1欠席議員を除く27人が行った。

 議員定数に関する条例改正は「32」だった定数を「30」にした1998(平成10)年以来、20年ぶりの変更となる。