福島県知事選へ「選挙違反取締本部」 福島県警本部と22署設置

 
取締本部の看板を設置する県警捜査2課員=県警本部

 県警本部と県内22署は4日、知事選(11日告示、28日投開票)の選挙違反取締本部を設置、選挙違反の取り締まりを本格化した。県警本部では、捜査2課入り口に課員が看板を掲げた。

 県警によると、前回の知事選では「文書掲示」9件と、「文書頒布」1件の計10件の警告があった。

 知事選告示を前に、県警は4日、県警本部で署長会議を開き、厳正公平な選挙取り締まりの方針を確認した。県警本部幹部や県内22署長ら約120人が出席。向山喜浩本部長は「不偏不党、厳正公平な立場を堅持しつつ、選挙管理委員会と連携した迅速な措置や適正な捜査を推進してほしい。悪質な違反は徹底して取り締まり、選挙の公正を確保してほしい」と述べた。

 県議補選5選挙区も

 知事選と同じく28日投開票で行われる県議補選福島市、伊達市・伊達郡、田村市・田村郡、白河市・西白河郡、喜多方市・耶麻郡の5選挙区を管轄する各署は県議補選の違反取締本部も合わせて設置した。