両陣営、票固め躍起 福島県議補選伊達市・伊達郡、終盤の情勢

 

 県議補選伊達市・伊達郡選挙区(欠員1)は28日の投開票に向け終盤戦に入った。届け出順にいずれも新人の佐々木彰候補(53)=自民、大橋沙織候補(27)=共産=の両陣営はそれぞれ支援団体の票固めや浮動票の掘り起こしに躍起だ。両陣営とも1市3町の広い選挙区で隅々まで選挙カーを走らせ、支持拡大を図っている。

 佐々木候補は地元の伊達市霊山町をはじめ、同市梁川町や国見、川俣両町で個人演説会を開くなど、支持拡大を図っている。

 大橋候補は若さをアピール。小中学生の給食費無料化など社会福祉の充実を訴え、若者や反自民層などの取り込みを狙う。

 県選管によると、23日現在の期日前投票者数は4541人。2015(平成27)年県議選の同期比で53.46%増と好調だが、低調な知事選の動向を踏まえ、両陣営とも最終的な投票率は40%台になると予想している。