「期日前投票」好調に推移 福島県知事選、前回比6万3171増

 

 県選管は26日、知事選告示翌日(12日)から投票3日前(25日)までの期日前投票者数を発表した。投票者数は、全有権者の約11.87%に相当する19万1619人となり、4年前の前回知事選の同時期より6万3171人増え、約1.49倍となった。序盤から終盤にかけて好調に推移している。

 投票者数が最も多いのは郡山市の3万1036人。大型ショッピングモールに新たに期日前投票所を設置した影響などで、前回同期から1万人以上増えた。次いで福島市が2万8502人、いわき市は2万4347人と前回同期の約1.75倍になった。投票箱を積んだ車で巡回する「移動期日前投票所」を導入した田村市は3548人(前回同期比1634人増)、大熊町は1372人(同2人増)。

 59市町村のうち大半は前回同期を上回ったが、楢葉、双葉、飯舘の3町村は下回った。期日前投票者数は制度の浸透などを要因に増加傾向にあり、前回は、知事選としては過去最多の20万1791人が期日前投票を行った。一方、投票率は45.85%にとどまり、知事選で過去2番目に低かった。

 このほか25日現在の不在者投票者数も発表された。投票者数は6478人で、最多はいわき市の972人だった。