現職・室井氏が立候補へ 会津若松市長選、8年ぶりの選挙戦か

 

 来年8月6日の任期満了に伴う会津若松市長選で、現職の室井照平氏(63)=2期=が、3選を目指して立候補する意思を固めたことが2日、関係者への取材で分かった。12月市議会一般質問が行われる10日に立候補を表明する見通し。

 関係者によると、2日に同市で開かれた後援会役員会で、出席者が室井氏に対して3選出馬を要請。室井氏は要請を慎重に受け止めるとした上で「(一般質問初日の)10日に正式に表明する」と述べ、立候補に前向きな姿勢を示したという。同市の12月議会は6日に開会する。

 室井氏は会津若松市出身。会津高、東北大経済学部卒。市議2期、県議1期を経て、2011(平成23)年の市長選に立候補し初当選。15年には無投票で再選を果たした。

 同市長選を巡っては、市議の阿部光正氏(68)が立候補を表明している。ほかにも水面下で立候補を探る動きがあり、8年ぶりの選挙戦となる公算が大きい。