参院選・福島選挙区へ年内にも擁立候補選定 増子国民県連代表

 

 来夏の参院選福島選挙区(改選1)を巡り、国民民主党県連の増子輝彦代表は9日、国民民主、立憲民主、社民各党の県連と無所属県議、連合福島による「5者協議会」で擁立する候補者を年内に選定したい考えを改めて示した。22日にも5者協議会の代表による会合が開かれ、対応を協議するとみられる。

 増子氏は9日、福島市で開かれた国民民主党県連の総務会後、「できれば年内には候補者を決定したい」と語った。また、県連代表として一任されている党の候補者選考について「私としては女性候補を擁立したい。今2人に話をしている」と説明。ただ増子氏は「(5者協議会の中で)別の方を考えているという話もある」と述べ、5者協議会の代表による会合で方向性を確認したい意向を示した。

 この日の総務会では、連合側から提案された6項目の基本政策を協議。5項目については提案内容で合意し、残るエネルギー政策については「原子力に依存しないエネルギー政策の早期確立と県内原発10基廃炉の確実な推進」との内容で提案することを確認した。21日に開く5者協議会の実務者会合で協議の上、基本政策の合意を目指す。

 参院選を巡っては、自民党が現職の森雅子氏の公認を決定。共産党は新人で県委員会書記長の野口徹郎氏が立候補を表明している。