【市議選】福島、会津若松、郡山、白河、須賀川、相馬など8市

 

 【福島】任期満了は7月30日。選挙日程はまだ決まっていない。現職の多くが立候補への準備を進めており、勇退する現職数人の後継者選出の動きもある。さらに複数の新人が出馬を検討しており、現時点で定数35を超える立候補が見込まれるため、選挙戦は確実な情勢。今後、立候補への動きがさらに活発化する見通し。

 【会津若松】任期満了は8月6日。昨年の9月議会で定数を30から2減の28にする条例改正を行い、新定数が初めて適用される。市長選、県議選への出馬の動きもあるが、大部分の現職は立候補する見通し。複数の新人や元職が水面下で出馬を探る動きをみせており、選挙戦となる公算は大きい。

 【郡山】任期満了は9月3日。日程は近く決まる予定。現時点で流動的な面もあるが、現職のほか、複数の新人が水面下で立候補を模索する動きがみられ、今月から選挙戦に向けた準備が本格化する見通しだ。2015(平成27)年の前回市議選では、定数38に対し市全域が一つの選挙区となって最多の62人が立候補、定数を大きく上回る異例の大激戦となったが、今回の立候補者数は前回より減る可能性もある。

 【白河】任期満了は7月9日。定数は前回から2減の24で、現職を中心に激戦が予想される。今後、選挙戦に向けた動きが活発化しそうだ。市長選と同日選になる可能性があり、市長選の動向が市議選に影響を及ぼす可能性もある。

 【須賀川】任期満了は9月3日。定数24に変更はない。流動的な面はあるが、現職の半数近くが出馬の意向を示している一方、複数の現職が勇退や県議選出馬を検討しているもよう。今後、選挙戦への動きが活発になるとの見方が強い。水面下で複数の新人が立候補を模索する動きもあり、候補者の支持地盤の変動や新旧交代への動きに注目が集まる。

 【喜多方】任期満了は4月29日で、同21日投票の統一地方選で行われる。今回から定数は26から4減の22となり、選挙戦は確実視される。現職の多くが立候補に前向きな姿勢を示している一方、引退を検討している議員もいる。新人は数人の立候補が見込まれる。旧喜多方市や塩川町が大票田だが、浮動票の確保に向けた動きが今後、水面下で活発化するとみられる。

 【相馬】任期満了は11月19日。2015(平成27)年の12月議会で定数を20から2減の18とする条例改正を行い、新定数が初めて適用される。大部分の現職が立候補に向けた動きを進めているほか、新人の出馬や擁立の動きもあり選挙戦が見込まれる。県議選と同日選になる可能性が高く、現職市議から県議選への立候補を模索する動きがあり、市議選にも影響するとみられる。

 【本宮】任期満了は7月31日。選挙は7月中に行われる予定。定数20に変更はない。現職を中心に立候補が見込まれる。引退の意思を示している現職が複数いる一方、元職や新人を擁立する動きもある。選挙戦になるか先行きは不透明。