水野県議「重く受け止め」 参院選福島選挙区、5者協出馬要請

 

 7月に予定されている参院選で、国民民主、立憲民主、社民各党の県連と無所属議員、連合福島で組織する「5者協議会」は31日、福島選挙区(改選1)の統一候補として国民県連筆頭副幹事長の水野さち子県議(56)=会津若松市選挙区=に立候補を要請した。水野氏は「重く受け止め、熟慮して後日、返答させていただきたい」と述べた。近く自身の考えを表明するとみられる。

 国民県連の増子輝彦代表、立民県連の古市三久代表、社民県連の紺野長人代表、玄葉光一郎衆院議員、金子恵美衆院議員、小熊慎司衆院議員、瓜生信一郎県議会県民連合会長、今野泰連合福島会長が福島市内のホテルで水野氏に要請書を手渡した。今野氏は「国民民主党から女性という一つの考えが示され、即戦力と考えれば政治家。本県の課題を県議会の場で経験してきた水野氏で一致した」と出馬要請に至った経緯を説明した。

 水野氏を巡っては、国民県連が3月13日に出馬要請を決め、5者協議会で統一候補に向けて調整。国民以外の4者は水野氏が離党して無所属となることを擁立の条件とし、国民県連は同29日の総務会で離党を了承した。

 福島選挙区では、自民党が現職の森雅子氏(54)=2期、公明推薦=の公認を決定。共産党は新人で県委員会書記長の野口徹郎氏(43)が立候補を表明している。