「福島県議選」11月10日投開票 定数58に69人が立候補予定

 

 11月19日の任期満了に伴う福島県議選について、県選管は27日、「10月31日告示―11月10日投開票」で実施することを決めた。福島民友新聞社のまとめでは、定数58に対し、政党からの公認を含め現職53人、新人16人の計69人が立候補を予定し、全19選挙区のうち7選挙区で選挙戦が確実な情勢。議席増に向け新人の擁立を模索する各党の動きもあり、選挙戦となる選挙区が増えることも予想される。

 県議選は東日本大震災と東京電力福島第1原発事故後、3回目。「県内外に有権者が避難しており、投票の機会を確保する必要がある」として、県選管は今回も過去2回と同様、選挙期間を原発事故前から1日延長して10日間とした。

 日程について、県選管は「9月県議会の日程を考慮したほか、各市町村で大型イベントが予定されている文化の日(11月3日)を避けた」としている。

 今回は、議員定数の改正に伴い、郡山市選挙区(定数9)が1増の10、喜多方市・耶麻郡選挙区(定数3)が1減の2となる。双葉郡選挙区(定数2)と南相馬市・飯舘村選挙区(定数2)は、第1原発事故に伴う特例法が適用され、今回に限り現行定数が維持される。

 27日時点で選挙戦になるとみられるのは、福島市、郡山市、いわき市、会津若松市、須賀川市・岩瀬郡、喜多方市・耶麻郡、相馬市・新地町の7選挙区。