「白河市長選」30日告示 現新の選挙戦へ、投開票は7月7日

 

 任期満了に伴う白河市長選は30日、告示される。いずれも無所属で、4選を目指す現職の鈴木和夫氏(69)と、元大信村議で新人の国井明子氏(75)が立候補を表明しており、現新2氏による選挙戦が確実な情勢だ。投開票は7月7日。

 市では今年に入り、人口が6万人を割り込んだ。白河文化交流館「コミネス」の完成や、被災した小峰城跡石垣の修復完了が宣言されるなど文化、歴史的施設の整備が進む中、人口減少への対応や産業振興、市街地活性化など多面的な対策が求められており、市の将来像をどのように市民に示せるかが争点となりそうだ。

 鈴木氏は、4期目を新たなステージと位置付け、少子化対策や人づくりを強調した上で、安定した雇用確保や産業振興、子育て支援充実などを訴える。

 国井氏は、安心して子育てできる環境の整備をはじめ、学校教育の充実、教職員の勤務内容の見直し、地域づくりに向けた人材育成の推進などを掲げる。

 ◆市議選、選挙戦見通し

 市長選と同日程で行われる市議選も選挙戦となる見通し。今回から2減の定数24に対し現職20人、元職1人、新人8人の計29人が立候補に向けた準備をしている。

 1日現在の有権者数は5万1093人(男性2万5298人、女性2万5795人)。