福島市選管、投票用紙1枚「紛失」 福島市議選でミスが相次ぐ

 

 福島市選管は30日、同日投票が行われた市議選の投票所1カ所で投票用紙1枚を紛失したと発表した。投票用紙を管理する事務手順にミスがあり、投票者に二重交付したか、投票所の入場券を回収し忘れた可能性があるという。

 市選管によると、ミスがあったのは水保小に設置した投票所。同日午前9時40分に投票所の入場券と投票用紙の残りを照合したところ、投票用紙が1枚足りないことが判明した。投票所内を捜したが見つからなかった。投票が始まった午前7時の段階では数は合っていたという。

 市選管は1日以降に詳細な調査を行う方針で、このミスを受けて市内の全投票所81カ所に注意を喚起した。

 市議選では、期日前投票所の記載台に掲示した候補者一覧の一部候補者のふりがなを誤ったり、期日前投票所で有権者名簿を管理するシステムが使用できなくなり、一時受け付けができなくなるなどのミスが相次いでいる。