特例宿泊でホテル用意 浪江、借り上げへ条例案

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 東京電力福島第1原発事故による全町避難が続く浪江町の馬場有町長は8日、夜間立ち入りと宿泊が制限されている居住制限、避難指示解除準備の両区域で行うことを検討している「特例宿泊」に合わせ、民間のホテルを借り上げて一時宿泊所とするための条例を6月議会に提出した。議会最終日の15日に審議する。

 一時宿泊所とするのは同町権現堂字新町の「ホテルなみえ」。利用は原則1回につき5日以内とする。利用料金は指定管理者が定めるが、1泊2千円を上限とする方針。

 また、特例宿泊の実施を想定し、宿泊者が持参する小型・軽量積算線量計を新たに2千台購入する議案も提出した。

 馬場町長は7日、6月議会の行政報告で「特例宿泊を検討できる下地は整いつつある。実際の宿泊で課題を浮き彫りにでき、有意義だ」と、実施に前向きな考えを示した。

 町は23日から県内外8カ所で開く住民懇談会での意見を踏まえ、国と協議する考え。町は来年3月の帰町開始を目指している。

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