東京電力、屋根カバー設置開始 福島第1原発3号機
東京電力は17日、福島第1原発3号機の燃料取り出しに向け、放射性物質の飛散などを防ぐ屋根カバーの設置作業を開始した。
同日午前10時35分から作業を開始し、地震でカバーが横揺れするのを防ぐ「ストッパ」と呼ばれる土台の一部を原子炉建屋上部に設置した。ストッパは東西2カ所に設置する。
東電は新年度中に燃料の取り出しを始めたい考え。
燃料取り出し用の屋根カバーは、半円状の部材をつなぎ合わせて高さ約18メートル、全長約60メートルのかまぼこ形に組み立てる。
原子炉建屋上部を覆うように設置し、内部で燃料取り出し機器やクレーンを使って作業できるようにする。