復興への『ワスレナグサ』 福島明成高で手渡し式、3月都内で配布

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ワスレナグサを受け取った中川常任理事(前列中央)らと生徒

 福島県内の農業高生が「震災を忘れないで」との思いを込めて育てたワスレナグサを3月、都内で配る。イベントを前に、福島市の福島明成高で手渡し式が行われ、栽培に参加した生徒が、主催する一般社団法人ほのぼの運動協議会のメンバーにワスレナグサを手渡した。

 「忘れな草プロジェクト」として4度目の実施で、同校のほか磐城農高と相馬農高が参加している。福島明成高では生物生産科草花専攻班の生徒16人が昨年12月から1400鉢を育てた。鉢には生徒が手書きしたメッセージカードを添える。

 式では班長の2年男子生徒が「復興への思いや古里を大事にするという思いを込めた」とあいさつ。生徒が中川達司常任理事らにワスレナグサを手渡した。

 同校の生徒は3月11日に都内の巣鴨地蔵通り商店街すがもん広場で配布。4月には郡山市や仙台市などでの配布も予定している。