復興へ心一つ 大沼高感動の創作劇、会津若松で震災追悼祈念行事
会津若松市の県立博物館で11日に開かれた3・11ふくしま追悼復興祈念行事「ふくしま復興への想いを込めて2017from会津」。震災の犠牲者を追悼し、復興への思いや支援への感謝の心を共有した。
県が制作したオリジナルソング「雲のかなた」が披露された後、地震発生時刻の午後2時46分に全員で黙とうした。
大熊町の熊町・大野小と大熊中合唱部、若松四中合唱部や男声合唱サークルによる美しいハーモニーが来場者の心を癒やし、講堂では大沼高演劇部が震災や原発事故をテーマにした創作劇「よろずやマリー」を上演、人々の感動を誘った。
キャンドルナイトは、南相馬市に長期滞在し多くの作品を制作している華道家・片桐功敦(あつのぶ)さんがコーディネーターを務めた。
プラスチック製の器には「大熊町に帰る」「福島に明るい未来を」などの願いやメッセージが書かれ、希望の光として輝いた。片桐さんが関西から運んだサクラやレンギョウを使った巨大な生け花も飾られた。