早大生に絆の大切さ伝える JA共済連寄付講座、福島で復興研修会

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 JA共済連は5日までに、福島市飯坂町の摺上亭大鳥で復興研修会を開き、参加した早大の学生に絆や助け合いの大切さを伝えた。

 2012(平成24)年から同大の学生を対象に開講している寄付講座「東北復興のまちづくり」の一環。学生や教員ら約20人が出席した。

 JA共済連の高荒栄一前代表理事専務が「被災地での気付きを皆さんの周りの人たちにも語ってほしい」とあいさつ。

 JA共済連県本部の草野泰之管理部企画管理グループ課長が「東日本大震災・原発事故とJA共済の取り組み」と題して震災後の対応や地域貢献活動などを紹介し、「人との絆や全国からの支援が力になった」と語った。

 学生らは本年度、本県と岩手、宮城両県でのフィールドワークを通じて特産食材の発掘に取り組んでいる。11月に東京千代田区のJA共済ビルで「東北マルシェ」を開き、3県で見つけた食材の魅力を発信する。