大分の高校生、福島復興に理解深める 修学旅行で福島大訪問

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 大分市の雄城台高の2年生が19日までに、修学旅行の一環で福島大を訪れ、震災について学ぶ研修に参加した。

 富岡町出身の学生による講演を聞き、学生が仮設住宅で被災者向けに行っている足湯を体験するなど、本県の復興状況に理解を深めた。

 訪れたのは2年生約240人。熊本地震の発生を受け、同じ被災地である福島と交流を深めようと昨年9月、同校が同大災害ボランティアセンターに相談したことがきっかけとなった。

 富岡町出身の牧内美樹さん(経済経営学類3年)が被災体験を語った。当時中学2年生だった牧内さんは震災を機に会えなくなった友達がいると話し「また明日ね、と言い翌日友達に会える幸せに気が付いた。富岡で起きたことはいつほかの場所で起きてもおかしくない。3・11を教訓にしてほしい」と呼び掛けた。

 その後、生徒は、学生が仮設住宅などで行っている足湯や手のマッサージに取り組んだ。