防災緑地の維持管理で協定 いわきの住民団体、コミュニティーの場に活用

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協定書に調印した(左から)安田所長、木田会長、清水市長

 福島県といわき市、地域住民でつくる「久之浜・大久地区復興対策協議会」は20日までに、いわき市北部の久之浜防災緑地の維持、管理に関する協定を結んだ。県や市、住民団体が連携して防災緑地を維持管理しながら、利活用を進める。活動開始は市内に整備中の防災緑地7地区で初めて。

 防災緑地は、津波防災のため県が沿岸部で整備を進めている。

 今回の協定は久之浜防災緑地全11.2ヘクタールのうち6割超に当たる、沿岸部の5号緑地7.2ヘクタールが対象。住民は草刈りなどの清掃、市はゴミの処分、県は清掃機具の貸し出しや育樹など。3者が分担してコミュニティーの場として活用する。

 県いわき建設事務所で行った締結式では、県の安田博道いわき建設事務所長、清水敏男市長、木田寿夫久之浜大久地区復興対策協議会長が参加した。