今春にも再開日程決定 相馬の原釜尾浜海水浴場

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 福島県相馬市が今夏の再開を目指している原釜尾浜海水浴場について、市は26日までに開いた関係者会議で、今春にも対策協議会を設立し、海開きの日程を決める方針を示した。

 正式決定すれば8年ぶりの再開となり、相双の海水浴場では初となる。

 市や県、地元の観光協会、海の家の出店業者ら約20人が出席した。

 県相馬港湾建設事務所の担当者が海岸堤防や避難ルートなど、海開きに関係する工事が夏までに終了する見通しであることを報告した。

 市は2015(平成27)年10月から今年1月までの放射性物質モニタリング検査で砂浜、海水とも全て不検出だったことを説明した。

 震災前、原釜尾浜海水浴場では7月20日前後に海開きが行われていた。市は今後、海の家の出店調整や監視態勢の確認、水中のがれき調査などを行う。