会津から復興を 会津若松で県民シンポ、知事らパネル討論

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意見を交わす内堀知事

 「ふくしま復興を考える県民シンポジウム2018」が18日、会津若松市で開かれた。パネル討論では、出席者が「会津の地から福島の復興を」をテーマに、前例のない複合災害からの復興に挑戦する意義を訴えた。復興の最前線に立つ県民による事例発表も行われた。

 県の主催、福島民友新聞社などの後援。5回目の開催で約400人が来場した。

 パネル討論では、ニュースキャスターの村尾信尚氏をコーディネーターに、内堀雅雄知事、NHK解説主幹の柳沢秀夫氏(会津若松市出身)、スポーツキャスターで会津若松市観光大使の大林素子氏が意見を交わした。

 風評について、村尾氏は「原因は実態を知らないことにある。多くの人に理解してもらうことが大事だ」と指摘。内堀氏はタイに輸出した県産ヒラメが提供中止になったことに触れ「県産品の安全性やおいしさをもっと発信したい」と述べた。

 産業活性化については、内堀氏が「既存産業はもちろん、新産業への進出支援に力を入れ、挑戦を促したい」と語った。村尾氏は世界に目を向けた情報発信を提案、「ピンチをチャンスに変えて復興に挑戦すべきだ」とした。

 また郷土愛が議論になり、柳沢氏は「本県出身者を取り込み、さらに福島ファンを増やす施策が必要」と訴え、大林氏は「会津に来ると『おかえり』と声を掛けられる」と笑顔を見せた。

 内堀氏は「郷土愛が復興の原点。県外には応援団が大勢おり、福島は独りぼっちでない」と感謝した。