帰還3000人超え 避難指示解除の南相馬・小高と原町区一部

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 避難指示が解除された南相馬市小高区と同市原町区の一部の世帯数・人口が3月31日現在で1348世帯3074人に達し、2016(平成28)年7月の解除から初めて3千人を超えた。市が発表した。

 小高区には、住民登録している2914世帯8412人の約31%に当たる1179世帯2640人が居住。

 原町区の一部には272世帯790人の約54%に当たる169世帯434人が住んでいる。

 帰還者が3千人を超えたことについて、市の担当者は「小、中学校の再開などが帰還者増の要因として考えられる」と分析している。

 両区の旧避難区域の11年3月11日時点での住民登録は、小高区が3791世帯1万2840人、原町区の一部が384世帯1439人だった。