東京農大の活動報告 学生ら知事表敬、コメ全量全袋検査など視察

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内堀知事に東京農大の取り組みを報告した藤本さん(右から3人目)と鈴木さん(同2人目)

 コメの全量全袋検査などの視察のため来県した東京農大国際食農科学科2年の藤本夕夏さんと鈴木奏絵さんは6日までに、県庁に内堀雅雄知事を訪ね、県産米について学ぶ「米概論」など福島県の風評払拭(ふっしょく)を後押しする同大の活動を報告した。

 同学科は、世界文化遺産に登録された和食や日本の食文化を支えている農業の技術などを学び、世界に発信する人材の育成などを目的に昨年度創設された。

 内堀知事は、25カ国・地域が原発事故に伴う県産食品の輸入規制を続けている現状を紹介し「日本の食が安全で品質が素晴らしいことを世界の人に知ってほしい」と話した。

 同学科の望月洋孝助教、県米穀肥料協同組合の梅本典夫理事長、同大出身で会津坂下町にある猪俣徳一商店社長の猪俣優樹さんが同席した。