灯籠に被災者の思い 都内でキャンドルガーデン 

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被災者からのメッセージが込められた灯籠

 福島、岩手、宮城の東日本大震災の被災3県でつづられたメッセージを灯籠にした「和紙キャンドルガーデン―TOHOKU 2019」は9~11日の3日間、東京都港区の東京ミッドタウンで開かれ、被災者の思いが込められた灯籠の光が都心の夜空を照らした。

 多摩大村山貞幸ゼミ「日本大好きプロジェクト」の企画・運営。同ゼミに所属する学生が2011(平成23)年から毎年取り組み、今回で8回目を迎えた。

 同ゼミの2~4年生16人が昨年4月からの約1年をかけ、被災3県の沿岸地域を中心に42市町村を訪問。手作りした和紙に地域住民2500人のメッセージを集めた。

 会場には、総数約6千個の和紙キャンドルが並んだ。メイン会場では「東北から東京へ降り立った気球」をデザインした形に灯籠が配置され、日没とともに復興への決意や願いを込めてともされた。

 灯籠には「感謝」や「絆」「希望」などの文字や絵が記され、来場者が見入っていた。

 同大3年の蔵田智大さん(21)は「8年が経過した今だからこその被災者の思いを、キャンドルのメッセージから感じてほしい」と話した。

 福島県から運営に協力した福島大1年の立川大貴さん(20)と池田健太さん(19)は「震災を風化させないために大切な取り組みだと思った」と参加のきっかけを語った。