相馬の巨大磨崖仏「百尺観音」修復を 震災で一部崩落、支援呼び掛け

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風化や震災の影響で崩落が進む「百尺観音」

 東日本大震災や風化で一部が崩落した相馬市日下石の巨大な磨崖仏(まがいぶつ)「百尺観音」の修復と完成を目指し、NPO法人百尺観音復興基金は、いわき信用組合のクラウドファンディング「ファーボ磐城国」を活用し、インターネットによる資金募集を始めた。

 百尺観音は、同観音霊場4代目の荒陽之輔さんの曽祖父で仏師の嘉明さんが30年余りを費やして彫り進めた観音座像。嘉明さんの死去などにより、高さ88尺(約27メートル)で未完成のままとなっている。

 ただ建立から約90年を経て風化が進むとともに、震災で左手や体表面のモルタルの一部が崩落した。

 かつて県内外からの観光客が訪れた名所をよみがえらせようと地元有志が同基金を設立。クラウドファウンディングで修復資金などを募るほか、同基金の会員を募り、未完成の台座などを含め完成を目指す。

 今回の募集では仏像表面のモルタル補修や崩落した左手を修復するための費用約4千万円が目標。3千~5万円の5コースあり、協力者に地元産品などを贈る。いわき信組と連携する相双五城信組も支援する。

 同基金の渡部徹也代表理事と荒さんは「建立100年となる2031年に向けて修復と完成に取り組みたい。相馬の復興や観光振興につなげたい」と語った。

 詳細はファーボ磐城国のホームページへ。

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