福岡で福島県産品PR 復興応援フェス、サクランボなど人気

 
盛況だった復興応援フェスタの様子=20日、福岡市

 福島県産農産物や特産品の風評払拭に向けたPR活動「福島・福岡あさくら復興応援フェスタ」は20日、福岡市の博多駅前広場で行われ、県産サクランボなどを買い求める人で盛況だった。コープふくしま、JAふくしま未来、エフコープ(福岡)などでつくる実行委の主催。

 サクランボやハウス栽培のモモ、モモや梨のジュース、会津産アスパラガスなどが販売され、来場者から「福島を応援している」などの声が多くあった。2017年に九州北部を襲った豪雨被災地の朝倉市から旬のスイートコーンをはじめ、地場野菜が販売された。

 同JAの須田淳一企画部長(58)は「多くの人に食べてもらって風評を拭い去りたい」と期待を込める。サクランボを買った地元の主婦(67)は「少しでも復興の力になれば」と本県応援を約束。エフコープは「福島産品はおいしいから買うという人を増やす」と狙いを語る。

 19日には豪雨被害のあった福岡県東峰村の仮設住宅で同JA関係者との交流会を開催。入居者に飯舘村産米を使った「ほっき飯」などを振る舞った。仮設住宅入居者が間もなく退去するため、同JAから「引っ越し資材」の目録も贈られた。