原発構内で働く作業員、人員確保と健康管理課題

 

 汚染水問題などトラブルが相次ぐ中では、原発構内で働く作業員を今後も十分に確保できるのかが、大きな課題だ。東電によると、第1原発の作業員は1日平均約3000人。9月からは地上タンクの見回り作業員を増やすため約3100人が同原発に入る。

 東電は、作業員の確保について「ある程度の余裕はある」とするが、高温多湿、高線量の過酷な労働環境に新たなトラブル発生も想定する必要があり、長期的な人員確保対策と健康管理が求められている。