東日本大震災2年8カ月特集
東日本大震災と東京電力福島第1原発事故は11月11日、発生から2年8カ月となる。常磐道の復旧、本県沖の試験操業の拡大など、浜通りをはじめ本県の復興への歩みは少しずつ前に進む。全村避難の厳しい状況の中で、飯舘村は周辺市町の汚染廃棄物も受け入れる仮設焼却炉建設を決断し、村民の復興への意志の強さを示した。ただ、同原発から放出された放射性物質や汚染水などの問題はなお消えず、復興の足かせとなっている。
【常磐道】 "高い壁"それでも前へ 長期中断、被害を拡大
長期間放置され、床部分の鉄筋が茶色にさびた羽黒川橋=10月、双葉町・常磐道 東日本高速道路(ネク・・・[続きを読む]
- 除染後も「高線量」が残る 震災前の資材が上昇の要因に
- 【海洋流出】 本県沖は低下傾向 魚介類基準値超は0.6%
- 【放射性廃棄物】 "復興加速化"へ「仮設焼却炉」受け入れ
- 菅野典雄飯舘村長に聞く 生きていた飯舘の「までい」精神