東日本大震災2年10カ月特集
東日本大震災と東京電力福島第1原発事故は1月11日、発生から2年10カ月となった。政府は原発事故の復興指針で全員帰還の原則の転換や個人線量による被ばく管理の導入などを打ち出したほか、除染で生じる汚染廃棄物を保管する中間貯蔵施設の建設を県や関係4町に正式要請。間もなく3年を迎える中、岩手、宮城両県に比べ遅れが目立つ本県の復興の加速化に向け、現状を踏まえた支援にかじを切った。転換点を迎えた本県復興をいかに受け止めるか、県や被災市町村の取り組みが問われる。
【避難10市町村アンケート】 「全員帰還」転換、半数は理解
政府の「全員帰還」の原則から帰還、移住の両面支援にシフトする方針転換について、避難10市町村のう・・・[続きを読む]
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