東日本大震災2年11カ月特集
東日本大震災と東京電力福島第1原発事故は2月11日、発生から2年11カ月となった。原発事故で自粛されたいわき沿岸の漁が3月、試験操業の形で3年ぶりに動きだす。一方、廃炉作業が続く第1原発は汚染水問題が解決できていない。政府、東電は対策の着実な実行に向け、組織を改編し体制を強化する意向だ。原発事故の影響が今も大きい避難区域では、地元事業者らが除染や住民の帰還への作業を続ける。復興の加速化への県民の思いはさらに強まっている。
試験操業「突破口に」 いわきの八百板さん「活気づけたい」
「魚で、まちを活気づけたいんだ」。いわき市の漁師八百板正平さん(80)は、同市沿岸の海域で3月に・・・[続きを読む]
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