全国初、災害がれきで海岸堤防 夏井地区、粘り強い構造

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全国初、災害がれきで海岸堤防 夏井地区、粘り強い構造

昨年10月に完成した災害がれきのコンクリート殻を再利用した全国初の海岸堤防。高さ7.2メートル、全長920メートルに及ぶ=いわき市夏井地区

 東日本大震災で津波被害を受けた、いわき市夏井地区の海岸に昨年10月、災害がれきのコンクリート殻を活用した海岸堤防が完成した。

 災害がれきを再利用した海岸堤防は全国初で、県が夏井川河口付近南側に建設した。事業費は約11億円。

 堤防の規模は全長920メートル、高さ7.2メートルで、同市内で発生した災害がれきを原料として3分の2ほど使用。コンクリート殻を細かく砕き、セメントと水を混合して使用したという。

 コンクリート殻を使用した堤防は、災害がれきの有効活用のほか、資材調達のコスト削減、土砂を使うより津波が越流しても堤防が破壊・倒壊するまで時間を少しでも長くする「粘り強い構造」などのメリットがあるという。

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