世界に例ない徹底した「検査体制」 コメと牛肉、全品対象

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世界に例ない徹底した「検査体制」 コメと牛肉、全品対象

 県産農林水産物の安全性確保に向け、県などは放射性セシウム濃度が食品基準値(1キロ当たり100ベクレル)を超える産品を市場に流通させないよう徹底した検査体制を取り入れてきた。特に原発事故後の混乱期に基準値超の産品が一時出荷された事態を教訓に、コメや牛肉、あんぽ柿は全ての品を調べるという、世界でも例を見ない体制を構築した。

 1000万点以上の検査が済んだ昨年産米のうち基準値を上回ったのはわずか28点にとどまり、市場に出回るのを水際で食い止めた。牛肉をはじめ畜産物や野菜、果実は昨年4月以降、基準値を超えたものはゼロだ。

 ただ、土壌や落ち葉などから放射性セシウムを吸収しやすい山菜や野生キノコ類は、空間放射線量が比較的低い会津地方でも新たに基準値を超えるケースがあり、政府が出荷停止を指示した市町村は拡大した。

 本県沖の水産物は一時、42魚種の出荷が制限されたが、その後の検査で安定的に基準値以下と確認された魚種もあり、現在の出荷停止は40魚種。本県沖で本格化している試験操業では、この40魚種は対象から外し市場に出回ることはない。

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