【保原高美術部】 復興忘れない!アートを通じた復興支援

 
【保原高美術部】 復興忘れない!アートを通じた復興支援

アートを通じた復興支援を続ける保原高美術部

 保原高美術部は震災以降、「がれきに花を咲かせようプロジェクト」と題してアートを通じた復興支援に取り組んでいる。佐藤紀子部長(2年)は「震災から時間が遠ざかっても、復興の気持ちを忘れないようにしたい」と思いを語る。

 同校は震災で大きな被害を受けた。プロジェクトは顧問の番匠あつみ教諭の呼び掛けで、崩れ落ちた校舎の壁やタイルに花を描く「花がれき」制作からスタート。花に勇気やたくましさ、清らかさなど、復興への思いを重ね合わせた。

 2月には伊達市から依頼を受け、除染廃棄物を一時保管する同市保原町の仮置き場防護壁に巨大な絵画を掲げた。「少しでも癒やしになれば」と心を込めて描いた。

 活動は4年目を迎える。佐藤部長も入部時から携わる。「私たちにとっても大切な活動。継続できるよう、伝え続けていきたい」と先を見据える。