【中間貯蔵施設への搬入】 「積み込み場」で集約し輸送へ

 
【中間貯蔵施設への搬入】 「積み込み場」で集約し輸送へ

 中間貯蔵施設への汚染土壌などの搬入に向け、環境省は今月中に、輸送基本計画を策定する。計画案には搬入する廃棄物の全量管理や沿線住民の安全対策、輸送経路を選定するための考え方などを盛り込んだ。

 また道路や用地が狭く、10トンダンプが入れない小規模の仮置き場と現場保管の場所からの輸送については中継拠点の「積み込み場」を設け、集約してから運び込む方針を打ち出した。

 同省は計画案で、積み込み場の確保と仮置き場からの輸送を担うのは市町村と位置付けた。だが仮置き場設置にも苦慮する市町村は「現場の負担が一層大きくなる」と不満を示しており、積み込み場の在り方について同省や県と調整を続けているのが現状だ。