東日本大震災3年9カ月特集
東日本大震災から12月11日で3年9カ月。避難区域やその周辺地域の住民が抱く生活への不安は今も強く、東京電力に賠償の増額などを求める裁判外紛争解決手続き(ADR)の申し立ては増加傾向にある。福島第1原発の汚染水対策では、2号機の地下道(トレンチ)にたまった高濃度汚染水の抜き取りについてセメントでトレンチをふさぐ作業が始まった。原発事故を想定した住民避難訓練では避難手法の課題が浮き彫りになるなど原発事故からの復旧・復興はいまだ道の途上にある。
増え続ける「裁判外手続き」 和解仲介、13年上回るペース
東京電力福島第1原発事故の賠償をめぐり、被災者と東電との和解を仲介する文部科学省の原子力損害賠償・・・[続きを読む]
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