避難者"12万人切る" 続く減少傾向、要因に住宅再建など

 
避難者

 東日本大震災、東京電力福島第1原発事故による避難者は11万8862人(2月27日現在)で、12万人を切った。内訳は、県内が7万3077人、県外4万5735人、避難先不明者50人。避難者数は2012(平成24)年5月の16万4224人(県内10万2186人、県外6万2038人)をピークに減少傾向が続いている。

 県は減少の要因として、東電による避難者への賠償が本格化し、住宅再建が可能な避難者が増えていることや、復興公営住宅の入居が始まっていることを挙げる。4月には、子どもの就学に合わせた県外からの帰還者も予想され、担当者は「除染も進んでおり、今後も避難者が減る傾向は続いていくのではないか」とみている。