交通網復興進む 国道6号交通量増、復旧作業で朝夕渋滞

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交通網復興進む 国道6号交通量増、復旧作業で朝夕渋滞

避難区域初となる24時間営業のコンビニエンスストアとして開店、大勢が来店したファミリーマート楢葉町上繁岡店=1月30日

 東日本大震災の地震、津波、さらに東京電力福島第1原発事故に伴う住民避難で深い痛手を受けた浜通りだが、震災から丸4年を迎えようとする今、沿岸部の交通網は復興が進む。首都圏−仙台圏を1本に結ぶ総延長300.4キロの常磐道が1日、念願の全線開通を果たしたほか、昨年9月に帰還困難区域の車両通行が自由化された国道6号、1月に竜田(楢葉町)−原ノ町(南相馬市)駅間の代行バスが運行開始となったJR常磐線と、復興する「浜街道」が被災地域を結ぶ。

 昨年9月に帰還困難区域の車両通行が自由化された国道6号は、被災地の復旧・復興や原発事故の収束、除染などの作業車両が数多く行き交い、朝夕の渋滞が常態化している。

 楢葉町の同国道沿いに1月に開店した避難区域初となる24時間営業のコンビニエンスストア「ファミリーマート楢葉町上繁岡店」には、原発事故の収束や除染に当たる作業員のほか、一時帰宅した住民らがひっきりなしに来店する。「利用者の数は予想以上。当分はこの状況が続くのではないか」。同店を夫婦で経営する村尾智恵さん(57)は話す。

 特に多くの双葉郡内住民が避難するいわき市と同郡とをつなぐ区間は復興の本格化に伴い、交通量は増加傾向にある。

 いわき市の団体職員雲井千尋さん(28)は広野町の職場までの通勤に車で1時間かかる。雲井さんは「渋滞の改善が必要。常磐道の全線開通で状況が変わってくれれば」と期待する。