【中間貯蔵施設Q&A】 Q:施設へ搬入どのように進めるの

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 東京電力福島第1原発事故を受け、国が大熊、双葉両町に建設を予定する中間貯蔵施設で13日から、除染で出た汚染土壌などの試験的な搬入が始まります。

  どんな施設なの。

  原発事故で放射性物質が拡散した本県では、放射線量を下げるため除染作業が進んでいます。取り除いた汚染土壌などを保管するのが中間貯蔵施設です。草や木は燃やして量を減らし、焼却灰として保管しますが、放射性セシウムが1キロ当たり10万ベクレルを超える高濃度のものも含みます。

  どこに造るの。

  国は第1原発がある大熊、双葉両町にまたがる約16平方キロの範囲を予定地として、県と両町から建設と搬入の同意を得ました。

  土地はどうやって確保するの。

  国は建設用地を国有地として買い上げたり、地権者に所有権を残したまま土地の利用を認めてもらう「地上権」を設定して借り受ける方針です。

  住民の反応は。

  予定地周辺は放射線量が高く、立ち入り禁止の「帰還困難区域」です。帰るのを諦めて「県全体の復興のためには施設を引き受けるしかない」と言う人もいるし「いつかは古里に戻りたい」と反対の人もいます。「先祖代々の土地は手放せない」という思いから国に土地を売却するか、貸し出すかを悩んでいる人も少なくありません。

  施設への搬入はどのように進めるの。

  国はまず大熊、双葉両町を含む双葉郡8町村と隣の田村市から試験的に輸送を始める考えです。約1年間かけて、県内43市町村から汚染土壌などを1000立方メートル(大きな黒い袋で1000袋分)ずつ施設に運び入れ、輸送中の安全に問題がないかどうかを検証します。

  「中間」の意味は。

  国は「30年以内に県外に運び出して最終処分する」と法律で明文化しました。13日に搬入が始まれば2045年3月12日までに県外での最終処分を完了させる約束です。しかし、どこで処分するかは決まらず「このまま最終処分場にされるのではないか」という県民の心配は消えません。

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