【双葉町・中谷 祥久さん】 避難先で古里の「ダルマ市」

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 「苦しんでいる余裕さえなく、あっという間に時間が過ぎた」。古里の双葉町を離れての生活。避難先のいわき市での暮らしにもなじもうとしているが、震災と原発事故からの4年間をこう振り返る。

 原発事故による全町避難で県内外を転々とし、2011(平成23)年9月に同市の仮設住宅に入居した。現在は同市に自宅を構えて家族と暮らす。双葉町の正月の伝統行事「ダルマ市」を絶やしたくないと、消防団員の仲間と有志の会「夢ふたば人」を結成し、12年1月から毎年仮設住宅で開催している。県内外の町民が駆け付け、再会を喜んでいる。

 「ダルマ市が双葉町の全てではないが、心の復興のために重要なイベント。毎年より良いものにしていきたい」。古里の伝統行事で復興を後押しする考えだ。