県民の生活...一時寸断 福島県内の高速道、震災後に整備加速

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開通から1年を迎えた常磐道。全線開通による波及効果も見え始めている=2016年2月、常磐富岡―浪江IC間

 県内の高速道は震災後に整備が加速した。常磐道は常磐富岡―浪江インターチェンジ(IC)間(延長14.3キロ)が昨年3月1日に開通し、全線開通となった。

 全線開通後、ICの利用台数や観光客数が増え、首都圏から仙台圏を結ぶ別ルートの東北道の渋滞が緩和されるなど波及効果も見え始めている。中間貯蔵施設への除染廃棄物の搬入促進に向け、今後は大熊、双葉両ICも整備され、2018(平成30)年度以降に利用が始まる。

 相馬市から秋田県までを結ぶ東北中央道は、福島ジャンクション(JCT)―福島大笹生IC間(延長1.4キロ)が今秋までに開通する見通し。このほか、福島大笹生―米沢IC間(延長26.6キロ)は18年3月末までの開通が目標。相馬福島道路(延長45.9キロ)は、霊山―福島間の開通時期が未定だが、それ以外は19年3月末までの開通を予定する。

 県は、避難指示が出た市町村と中通りを結ぶ主要8路線を「ふくしま復興再生道路」と位置付け、整備を急いでいる。対象路線は国道114号、288号、349号、399号、小名浜道路など。各路線は、23年3月末までの工事完了を目標としている。