「観光客」震災前の8割台 地域独自の取り組みで観光誘客

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 本県を訪れる観光客数は2011(平成23)年に10年の6割まで減少したが、東北の祭りが一堂に集まった「東北六魂祭(ろっこんさい)」やNHK大河ドラマ「八重の桜」の効果などで13年は8割台に回復した。14年はふくしまDCが始まり、観光客数は4689万人となった。14、15年とふくしまDCを2期終え、地域独自の取り組みで観光誘客を図る機運が高まっており、吾妻嘉博県観光交流課長は「ふくしまDCで芽生えた地域の取り組みを持続可能な観光振興につなげたい」と話す。

 被災3県をみると、津波で被災した沿岸部の回復が遅れていることが共通している。県は震災と原発事故の教訓を伝える「復興ツーリズム」の受け入れ態勢の強化などで沿岸部への周遊促進を図る考えだ。

 「教育旅行」徐々に回復

 大きく落ち込んだ教育旅行は回復傾向にあり、2014(平成26)年度に修学旅行などで県内に宿泊した県内外の小学生~大学生は前年度比10.1%増の35万704人で震災後最多となったが、震災前の09年度の約71万人と比べると49.4%にとどまった。14年度に本県を訪れた5199校のうち、県外から訪れたのは前年度より477校多い2770校で震災後最も多かったが、09年度の4779校の58%となった。

 県外から訪れた学校の訪問先を地域別でみると、会津が897校(09年度比48.6%)と最も多く、県中が627校(同88.1%)と続いた。いわきは161校だったが、09年度の93校から約70校増加した。