6歳児の虫歯...全国最悪 長期避難などで生活環境に変化か

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 子どもの虫歯対策も喫緊の課題だ。県によると、県内の虫歯のある6歳児の割合は2014(平成26)年度に65.5%と47都道府県で最も多く、全国平均の47.34%を大幅に上回っている。他の年代でも、1歳6カ月は2.34%(13年度)で全国38位、3歳児は27.4%(同)で全国45位、12歳児は46.2%(14年度)で全国32位と、全体的に高い割合にある。

 県は、虫歯の子どもが多い要因について、震災や原発事故に伴う長期避難などで生活環境が変化し室内で生活する時間が長くなり、菓子類を食べる機会が増えたのではないかとしている。

 県歯科医師会によると、虫歯は生活習慣病の一つで、子どもの虫歯は痛みがあることや顎の発育に影響があるだけでなく、歯並びの悪化や歯周病などにつながり、成人になった時の歯の喪失リスクが高まる。

 これらのことを受け、県は新年度、同会と連携して、虫歯予防に有効とされるフッ素で口をゆすぐ「フッ化物洗口」の学校での導入促進を図るなど対策を急ぐ。同会常務理事の五十嵐稔氏(59)は、フッ化物洗口は週に1度、1分程度の実施が望ましいとしている。

 五十嵐氏は家庭での虫歯対策として、規則正しい生活をする、歯磨き剤を使う、定期的に歯科医の診察を受ける―などを指摘。「歯を失って物を食べられなくなると豊かな老後や健康寿命に影響する。子どもだけでなく、若い世代も歯の健康維持について意識を高める必要がある」としている。