【いわき】市制50周年盛り上げ 各種イベント開催、施設を整備

 

 スパリゾートハワイアンズのフラガールをはじめ、復興の象徴とも言える市民、企業の取り組みが、元気ないわき市を発信してきた。市は今年市制施行50周年を迎える。にぎわい創出や心の復興などを掲げ、各種イベントを開催、施設整備が進められている。

 昨年はチームスマイル(代表理事・矢内廣ぴあ社長=同市出身)が劇場「チームスマイル・いわきPIT」をオープンし、音楽や演劇を通じた心の復興支援を展開している。東港地区の整備が進められている小名浜港では、復興のシンボルの一つとされている、岸壁と同地区をつなぐ橋が完成に近づいている。また、同港背後地では、イオンモールが手掛ける商業施設の整備が進んでいる。

 スポーツでは、日本サッカー協会の支援を受けて整備中の「(仮称)県フットボールセンターいわき市新舞子フットボール場」が4月にも使用できる見通し。今夏にはU―15(15歳以下)野球ワールドカップが開かれる予定。昨年11月には、日本女子プロゴルフ協会公認トーナメント「大王製紙エリエールレディスオープン」が開かれた。

 国際的には、昨年5月に本県初の首脳級国際会議「太平洋・島サミット」が開かれ、復興に向かう姿を世界に発信。4月には第1回福島第1廃炉国際フォーラムが開催される。