全線開通の常磐道、想定上回る通行量 国道6号渋滞緩和

 
全線開通の常磐道、想定上回る通行量 国道6号渋滞緩和

 常磐道は3月1日に全線開通してから1カ月余りが経過した。最後の開通区間の常磐富岡−浪江インターチェンジ間では、最初の1週間の1日当たり交通量が東日本高速道路(ネクスコ東日本)の想定を2000台以上上回る7700台に上るなど混雑がみられる。

 同社は、復興関連車両の通行が交通量増加の主な要因とみる。並行する国道6号では全線開通と比較し交通量が減っていて、同国道の渋滞緩和にもつながっているという。

 県警高速隊によると、県内の常磐道の3月の人身交通事故件数は1件(前年同期比2件減)だが、物損事故件数(概数)は25件(同15件増)と増加した。同隊は交通量増への対策として「取り締まりや事故防止の啓発に引き続き努める」としている。