「サケ漁」10月中旬再開 楢葉・木戸川、やな場は3月完成

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「サケ漁」10月中旬再開 楢葉・木戸川、やな場は3月完成

サケ漁再開に向け工事が進められる孵化施設=楢葉町

 震災と原発事故以降中断していた楢葉町の木戸川のサケ漁が、10月中旬に再開される。楢葉町の木戸川漁業協同組合は2012(平成24)年から毎年、サケのモニタリング検査を行っており、いずれも検出限界値未満だ。組合長の松本秀夫さん(67)は「風評の影響でうまく採算が取れるかどうか分からないが、サケ漁の再開で少しでも楢葉の復興の一助になればうれしい」と心境を語る。

 震災の津波で被害を受けたやな場が3月に完成した。10月中旬には、稚魚の放流に必要な孵化(ふか)場と切り身やイクラを使った加工品を製造する加工場の復旧工事が一部完了する見通しだ。

 しかし、事業を再開しても、震災後、本格的な稚魚放流をしていなかったため、放流から3〜5年後にどの程度、サケが戻ってくるかは見通しは付いていない。一方で、地元の人からは「早く木戸川のサケを食べたい」という声が寄せられているという。松本さんは今後、サケを使った料理教室や実際にサケを食べてもらう機会をつくり、地元の人たちの要望に応えるとともに、町外の人に安全性をアピールしていく考えだ。

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