【福島県民にエール】糸井重里さん、大林宣彦さん、吉村作治さん

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糸井重里さん

 東日本大震災、東京電力福島第1原発事故から丸6年の節目に、復興支援で県民と絆を強めてきた各界の著名人たちが応援メッセージを寄せた。文面からは県民に寄り添い、未来に向かって共に歩んでいこうとする気持ちが伝わってくる。本県復興は、まだ道半ばだが、全国からのエールを背に一歩一歩、着実に歩みを進めていきたい。(メッセージは原文のまま)

 コピーライター、「ほぼ日刊イトイ新聞」主宰・糸井重里さん

 福のつく福島。
 たいしたことはできません、と言いながら、ほんとにちょっとだけのお手伝いをしてきました。これからも、そういうことを続けていきます。
 近所からこどもの歌声が聞こえてくるだけで、おとなたちも元気になったりします。その、こどもの歌声くらいのことしかできませんが、どうぞよろしくお願いします。
 福島は、幸福の福の字のついてる県です。そこが目立ってくるようになるといいな。

 映画作家・大林宣彦さん

 僕の事務所の時計は14時46分で止まったままだ。2013年に作った映画『野のなななのか』の中でも、その時刻で止まったままだった。2011年のその時刻を体験したことが、僕に同年の映画『この空の花―長岡花火物語』の製作を決意させた。いずれも福島と他の里とを結び、震災と日本の敗戦からの復活の様をエッセイ風に伝え、風化せぬジャーナリズムとして未来の世の記憶に止めようと、それぞれの里人と自主製作した映画である。今これらの映画は世界中を巡り、日本でもこの3月18~24日、山形市で上映されている。市民有志の手から始まり、行政も含めた大きな上映会になってゆく、という流れだ。
 福島を起点として、世界を考える。今はそのことこそが大切だ。そして止まった時計を、僕らの手で確実に、穏やかな未来に向けて動かしてゆこうではありませんか。映画もきっと、お役に立ち得るはずです。

 東日本国際大学長、エジプト考古学者・吉村作治さん

 東日本大震災、東京電力福島第1原子力発電所事故が起きてはや6年が巡って参りました。物の復興は道半ばとは言えかなり進んで参りましたが、心の復興は未だできておりません。最近、震度4くらいの地震が多々起きており、その度ごとに、2011年3月11日の事が脳裏をかすめ不安が募る状況です。しかし、いつまでもこの恐怖に苛まれていてはいけない事も真実です。どうか皆さん、ここは辛いことではありますが、思い切って一歩踏み出し、新しい未来に向かって生きていきましょう。そうすることを犠牲になった方々も望んでおられると思います。