【浪江】宿泊施設・客室として活用 ログハウスタイプの仮設住宅

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大中小の三つのタイプがある客室

 原発事故で浪江町から二本松市に避難した町民が利用したログハウスタイプの仮設住宅は2017(平成29)年10月に浪江町に移設され、18年6月に営業を再開した宿泊施設「福島いこいの村なみえ」の客室として再利用されている。

 「資材不足もあり、ばらして組む方が早かった」と、町産業振興課の蒲原文崇課長補佐・係長は振り返る。仮設住宅として利用されていた当初は、木の乾燥が十分でなかったため木割れ音がしたり、すきま風が吹き込むなど苦情が寄せられたが、時間の経過に伴い木が十分に乾燥し、問題は解決されたという。蒲原課長補佐・係長は「移設後に屋根部分を上げた造りにしたため、開放感がある」と強調する。

 移設されたのは二本松市にあった21棟のうちの5棟20部屋。大中小の三つのタイプがあり、バスとトイレ、台所を完備する。宿泊するには部屋の大きさごとに決まった室料金に、1人当たり2500円を加えた宿泊料が必要となる。

 「一時帰宅した町民や復興関連事業に従事する人たち、研修や視察で訪れた学生の順に利用者が多い」と施設の岡部守良支配人は説明する。「利用者からきれいで広いといった感想をいただいている」と強調した上で「自然に囲まれ、バーベキューにももってこいの場所。カラオケもある。地元の人たちも楽しめる施設にしたい」と思い描いた。