地権者の7割契約済み、予定面積68%確保 環境省「丁寧に説明」

 

 中間貯蔵施設は、東京電力福島第1原発を囲む約1600ヘクタールの予定地に整備されている。環境省は1月末時点で、予定面積の68.2%に当たる約1091ヘクタールを確保した。

 地権者は2360人のうち、70.5%の1664人が契約済みとなった。死亡などで連絡先を把握できない地権者もおり、同省は、施設整備に不可欠な土地については地権者の相続をたどるなどして交渉するとしている。

 ただ、事業自体に反対したり、先祖からの土地を手放したくない地権者もいる。環境省の担当者は「丁寧に説明していくことに尽きる」と話すが、今後の進展は未知数だ。