グッズ収集家・なべやかんさんに聞く 「ガンダムよりかっこいい」

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ゴジラの魅力について熱く語るなべさん

 三春町の福島さくら遊学舎で開催中の展覧会「特撮のDNA」には特撮作品のジオラマや小道具など約200点が飾られている。芸能界屈指の「グッズコレクター」で、大のゴジラファンというタレントなべやかんさん(46)に特撮映画の魅力を聞いた。

 ―ゴジラに興味を持ったきっかけは。
 「小学生のころに『機動戦士ガンダム』に熱中し、プラモデルの専門誌を読んでいたらメカゴジラを見つけ衝撃を受けた。『ガンダムよりかっこいい』と、ゴジラに夢中になった。古い作品を再上映している映画館を探して足を運び、ゴジラのグッズが欲しくて雑貨店に通い詰めた」

 ―特撮グッズの魅力は。
 「撮影所にも行くようになり、撮影に使われた小道具の魅力に目覚めた。どんなによくできたフィギュアやおもちゃよりも本物は説得力がある。どんな材料を使っているのか。一つ作るのにどれだけ時間をかけているのかを想像するだけで楽しい。美術品と同じで作る人のセンスも出る。僕が一番好きな怪獣造形家は初代ゴジラを作った利光貞三さん。独特の力強さや荒っぽさに味わいがあり、アナログ感の良さがある」

 ―お薦めのゴジラ映画は。
 「日米二大スターがそろうシリーズ3作目の『キングコング対ゴジラ』(1962年)。モスラやキングギドラもいいが、腕がない。アンギラスは四つんばいだから戦闘シーンで迫力に欠ける。その点、この映画は両者に手足があり、立ち技も寝技もあるので、怪獣プロレスを楽しめる」

 ―自身のコレクションの一部を出展している。
 「利光さんが作ったゴジラの頭など6点を並べた。いずれも昭和に作られたシリーズ初期のもので、残っているのが奇跡だ。特にゴジラの頭は日本に残る最古の着ぐるみの頭部。その重みも感じ取ってほしい」

 ―展覧会の魅力は。
 「さまざまな特撮展が開かれてきたが、撮影に使われた怪獣の展示物だと平成の物ばかりだった。展覧会には昭和のゴジラがたくさん展示されていて、そこが画期的。ゴジラをデザインしたのは、最新作を除いて利光さんら5人。全てのゴジラアーティストの作品を見られるのは、この機会だけだ。ぜひ足を運んでほしい」

 なべ・やかん 東京都出身。父はタレントのなべおさみさん。たけし軍団に加入して芸能界入りし、テレビ、ラジオ、お笑いライブなどで活躍中。パワーリフティング全日本選手権優勝2回。芸能界屈指の怪獣人形や映画小道具のコレクターで、著書に「なべやかんの怪獣コレクター生態学」。46歳。